昔は今より貧乏だったけど幸せだった
今より物が無い時代だったから貧乏だとは思わなかったね
日本列島改造論の頃から物が世の中に増えてきたと思う
高速道路や新幹線の工事で潤ったね~
その頃だったかクレジット会社が増えてきたね
おかげで電化製品が月賦で買えるようになり
車も買えるようになった
組合活動も盛んになってね~
毎年給料が上がる
将来は金持ちになれると信じていたよ
考えて見りゃあ物価も上がるよね
物価が上がらなきゃ帳尻が合わないもん
車生活と電化生活に慣れるとローンが終わらない
これで家を建てたらローン地獄だね
食べたい物を食べ夜更かししながら遊びたいだけ遊び
運動もしないで行きたい所は車で移動
それで生活習慣病にならない訳が無い
昔の貧乏も今の貧乏もお金が無いのは同じだけど
今の貧乏は物だけはけっこう揃ってるよ
物持ち貧乏って言うんだけどね
今の我が家がそうなんですよ
我が家の昔の貧乏と今の貧乏の共通点はあるよ
「健康である事」なんですよ
貧乏は食べたい物がほとんど食べられず粗食になるんです
貧乏は夜遊びしないから睡眠をキチンと取るんです
貧乏は出来るだけ自分で野菜を作るんです
貧乏は家賃の安い空気と水のきれいな田舎に住むんです
人生の途中でお金持ちのまねをした生活をしたけど
その時は病弱でしたね
成人病を生活習慣病に変更したのは分かるような気がする
生活習慣を変えれば治るんですよ
幸せは先ず健康であることですね
貧乏は環境にも良いんですよ
あっちこっち旅行できないんです
移動しないからガソリンを使わない
物をあまり買わないからゴミが出ないんです
物を大切にするのが当たり前
野菜を作るから生ゴミがみんな土に行くんです
電気も水道もガスもみんな節約するんですよ
健康にも環境にもいい生き方じゃないですか?
幸せな貧乏生活しませんか?
味噌や醤油を貸したり借りたりするのも良いじゃないですか
「みんなが金持ちになる社会」ではなく
「お金の無い社会」だったらいいのにって思う